一次 H11 問題3 - magu (男性) -2004-06-16 22:03:35
鋼の熱処理について次の記述のうち,間違っているものを選べ。
@焼き入れ:
鋼をオーステナイト温度から水中,油中あるいは放冷してマルテンサイト変態を起こさせることにより硬化を得る方法である。オーステナイト化させる温度を焼き入れ温度という。
A焼き戻し:
焼き入れ鋼を再加熱し,必要な粘りを取り戻す操作をいう。200℃程度の低温では強じん性を要求される構造鋼に,600℃付近の高温では高強度を要求される工具鋼に適用される。
B焼きなまし:
金属材料を常温以上の温度に加熱し,その温度に保持した後に徐冷する操作である。組織が均質化し,内部応力が減少して軟化する。被削性,冷間加工性の改善等を目的とする。
C焼きならし:
常温加工,火造りあるいは急冷により鋼に生じた変形や,組織の粗大を除き,正常な状態に戻すため一定温度に加熱して,オーステナイト状態から静かな大気中で冷却する操作をいう。
Dマルクエンチ:
特殊な焼き入れの1つ。マルテンサイトの開始より少し高い温度に保持した熱浴中で焼き入れした後,この温度範囲を空冷によって通過させ,マルテンサイトを生じさせる操作をいう。
A - magu
(男性) -2004-06-17 19:32:06
「機械実用便覧 P180 d」より
工具鋼のように硬いことを必要とする場合は、200℃以下の低温焼き戻しを行う。構造鋼は大きなジン性を重視して高温焼き戻しを行うことが多い
温度帯が逆です。
A - SHIGE
(男性) -2004-06-22 22:30:58
マルクエンチとマルテンパは同じなんですね。
http://www.hokkaimic.co.jp/netushori.htm