直線上に配置

問題21 計測方式 - taka (男性) -2003-10-19 22:10:04
観測対象についての情報を量的表現(計測)する方式について、次のうち表現が誤っているものを選べ。
@
計測量に直接比例した変位量に変換し、それからの偏差を指示する方法が変位法である。変位法はメモリの付け方、目盛の読み取りなどと多くの誤差要因が関係するので良い精度の計測は期待できないが、計測系の構成が簡単で、応答が速いといった利点がある。
A
計測量と独立に大きさを調整できる同種類の別の既知量を用意し、既知量計測量を比較して両者の平衡を検出する。その時の既知量から計測量の大きさを知る方法が零位法である。
B
補償法は変位法と零位法を組み合わせたもので、零位法と類似であるが、微量の差を偏位法で測る点が異なっている。
C
計測量とある量とを比較して、続いて基準量とある量を比較し、その間の差を求めて計測量を知る方法を置換法という。
D
同種類の2量の作用を利用して計測する方法が差動方である。例えば、2個の熱電対の起電力差を検出して、基準温度と計測温度の温度差を知る方法である。


Dかな? - tamako (男性) -2003-10-21 00:12:53
消去法で行くとCかDだと思いDを選択しました。ある教材には次のようにありました。
(1)偏位法 測定量の直接の結果として生ずる指針などの振れからの大きさを知る方式である。ばねばかり、ブルドン管圧力計などがこの方式に属する。
(2)零位法 測定量と独立に、大きさの可変な同種類の基準量を用意し、両者を平衡させたときの基準量の値から測定量を知る方式であり、天びんがその例である。
(3)置換法 測定量を一定の基準量と比較置換して求める方式で、ガスメータなどがその例である。
(4)合致法 副尺のように、目盛線などの合致を観測して測定する方式である。
(5)補償法 偏位法と零位法を組み合わせる方法で、ポテンショメータなどがその例である。
(6)差動法 測定量による影響の受け方が、たがいに逆特性になる同一種類の検出系を2つ組み合わせ、出力の差を利用して測定する方法で、差動変圧器による変位測定がその例である。
 表現が誤っているものということで、解答に確信がもてませんが差動法は逆特性を利用したものでDではないかな?と思いました。


B - IKA (男性) -2003-10-24 12:30:56
KEIさんのHPでも書いたのですが、Bだとおもいますが。


詳しくは、下記URLをご覧ください。Bが答えだと思います。(補償法⇒置換法)
http://www.gihyo.co.jp/book/2000/6931/4-7741-1062-0.pdf
補償法・・測定量からそれにほぼ等しい既知の量を引き去り、その差を測って全体の値を知る測定法。(ダイヤルゲージとブロックゲージによる測定)
置換法・・天秤などは、左右の長さが等しくないと偏りを生じる。そこで均衡した左右を入れ替えて差異を求め精度を高める測定手法。

参考:環境計量士への近道 上 日本環境測定分析協会より


??? - tamako (男性) -2003-10-24 23:05:30
機械工学便覧基礎編応用編新版4刷(1990531日発行)B3-P.12には次のようにありました。
 零位法と偏位法を組み合わせ、測定量からそれにほぼ等しい既知量を引き去り、残りの量を偏位法的に測定する方法が補償法である。例えば、天秤で質量を測定する場合がよい例で、この場合、物体と分銅の質量が正確に一致することはまれであり、不一致分に対応するさおの傾きを指針の偏れから読み取り、その値を加えて測定結果を出している。また、測定器に対する基準量と測定量の作用のさせ方を互いに置き換えた前後2回の測定結果から測定量を知る方法が置換法で、測定器に入る系統誤差成分を低減するのに有効な方法である。天秤による質量測定において、左右の腕の長さの相違などによる『かたより』誤差を除くため、物体と分銅を置換した前後2回の測定結果の平均値として質量を定めるのが、これに相当している。
以上のことから次のように考えBは○に思えるのですが・・
・測定量からそれにほぼ等しい既知量を引き去る(零位法)
・不一致分に対応するさおの傾きを指針の偏れから読み取る(偏位法)
・零位法は基準量を測定量とは独立に用意し、これを直接測定量と比較させつつ平衡させ、平衡したときの基準量の値から測定量を知るものB3-P.12(天秤での測定に類似?)
・微量の差を偏位法で知る(零位法との違い?)
また、記載してあった文面を見るとCが間違っているようにも思えてきたのですが・・
参照先を示していただいた置換法の文を読んでも、私の理解力がないのか、書いてあることはわかるのですが、いまいちピンときません。
以上、私の調べたもの、その他書かせていただきました。
私自身計測のことはあまりわからず、文献で調べて得たうわべだけの知識が多いので、無知からくる誤りがあればご指摘ください。
また他に参考文献等ありましたら掲示していただけたらと思います。


Re:Bを選んだ理由 - ぐっさん (男性) -2003-10-27 11:03:03
@
からDまで読んでみて、特に測定方法が違うのが、なかった。表現が誤っているのをえらべとの設問なので、零位方と類似していないと思いBにしました。


実際の問題画像へのリンク - taka (男性) -2003-11-02 12:45:13
http://www.proengineer.jp/mag/01/15/01-15-401-21.html


直線上に配置

inserted by FC2 system