直線上に配置
二次 H15 問題9
- taka (男性) -2004-03-31 21:47:45

プラントル数(Pr)は次式で表される。

 Pr=Cpμ/λ
 ここに、Cp:流体の比熱(J・K-1・g-1)
      μ:流体の粘性係数(Pa・s)
      λ:流体の熱伝導率(W・m-1・K-1)
 上述を参照して次の記述の中から間違っているものを選べ。

@配管内を流体が流れる場合、プラントル数は管径によらない。
A10℃の水と50℃の水では50℃の方がプラントル数は小さい。
Bプラントル数は無次元である。
Cプラントル数は熱伝達の解析に適用される。
Dプラントル数は自然対流には適用できない。

@かD? - magu (男性) -2004-04-26 00:51:56
SHIGEさんのプラントル数の解説に便乗して・・・。

@:配管径により動粘性係数に影響はあるかも?。
A:50℃の水のほうがやわらかいので小さい。
B:その通り。
C:熱伝導率に関係あるのでたぶんOK。
D:???。

@でしょう - SHO (男性) -2004-05-09 21:25:07
この問題で定義しているが、プラントル数が粘度と熱拡散率との比であることを理解している必要があります。
@代表長さに関係しないので×。
A温度が上昇すると粘度が下がると連想でき○。
Bそのままです。○
C様々な熱伝達の式に登場します。○
D垂直平板の自然対流の式はNu=0.56(Gr・Pr)^(1/4)であり○。

(参考)
代表長さが関係するもので有名なのはレイノルズ数Re。
その他フィールド数、ストローハル数、ウェーバ数等流れに関係のある無次元数にも代表長さが出てきます。
伝熱関係ではスセルト数やグラスホス数が代表長さを用いています。
逆にプラントル数やマッハ数は代表長さを用いていないところも整理しておけばいいのではないでしょうか。
機械実用便覧に定義式が載ってますので、一通り暗記しましょう。


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