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問題 2 - magu 

2004/10/13(Wed) 00:18

材料の性質に関する次の記述のうち、内容に誤りがあるものを選べ。

@塑性変形をほとんど伴わない破壊のことをぜい性破壊という。一般に、切欠き先端が鋭くなる程、ぜい性-延性遷移温度は低くなる。
A現実の結晶には格子欠陥あるいは格子不整合などが存在するが、密度、比熱、誘電率、弾性率はそれらの影響をあまり受けない。
Bぜい性破壊に対しては最大主応カ説がよく用いられるのに対して、最大せん断応力説は、トレスカの条件とも呼ばれ、延性材料の降伏条件としてよく用いられる。
C材料に一定温度の下で一定の大きさの応力が作用するとき、ひずみが時間とともに増加する現象をクリープという。
D引張強さよりも低い応力でも、多数回にわたって繰り返して応力を負荷することにより破壊する現象を疲労破壊という。一般に非鉄材料には疲労限度は存在しない。

A? - magu 

2004/10/13(Wed) 00:29

格子欠陥→転位が起きていて結晶がひずんでいる。結晶がひずむと硬くなり強くなる。硬くて変形しにくいものはモロサもある。
よって影響はある?。としましたが・・・。
Dと悩みましたが、「疲労限度が定まらないから繰返し数10^7回程度の時間強さをもって疲労限度に変えることがしばしばある。」と機械実用便覧に書いていました。
う〜ん、あまり自信はないですが・・・。

Re: 問題 2 - magu 

2004/10/13(Wed) 02:08

調べてみたら、とりあえず、BとCは正文と思います。

うーん、やはりAが誤りと思いますが・・・。

Re: 問題 2 - SUGI

2004/10/13(Wed) 12:39

@では?

切欠き先端が鋭くなる
→ぜい性破壊は起こりやすい
→温度が高くてもぜい性破壊は起こる
→ぜい性-延性遷移温度は高くなる
→@が間違い

と考えましたがどうでしょう。

Re:問題 2 - magu

2004/10/13(Wed) 13:05

2はどうでしょう?

Re:問題2 - mechachem

2004/10/13(Wed) 23:35

私も,@にしました.

Re: 問題 2 - y

2004/10/13(Wed) 23:46

非鉄金属(銅等)にも疲労限界があると思います。
5が正解かと思います。

Re: 問題 2 - masa

2004/10/14(Thu) 00:21

私は1にしました。考え方はSUGIさんと同じです。切欠が鋭いほど遷移温度は上がるはず。
2と迷ったのですが現実の普通の条件程度では物性に影響を与えるほどの格子欠陥は生じないと考え、あまり影響を受けないという下りは正しいのじゃないのかなと考えました。

Re: 問題 2 - magu 

2004/10/14(Thu) 19:18

SUGIさん、yさん、masaさん、コメントありがとうございます。
@は、ぜい性-延性遷移温度は高くなるので誤りで、
延性側から検討すると、

切欠き先端が鋭くなる
→延性が失われる。
→温度が低くなると破壊しやすい。
→よって、延性-ぜい性遷移温度は低くなる。

ということでしょうか?
自分の参考書には「延性-ぜい性遷移温度」のことはかいてますが「ぜい性-延性遷移温度」というのはありませんでした。同じ意味と解釈して@は正しいとしてしまいました。
お手数ですが、もう少し教えてくれませんか?
よろしくおねがいします。

Re: 問題 2 - G

2004/10/15(Fri) 17:08

私も@です。
そんなに自信はありませんが一応理由を書いてみます。

低温時には脆性破壊が起こりやすく、切欠き先端が鋭くなるとそれがより起こりやすくなる(=より高い温度でも起こりやすくなる)ということだと思いました。「ぜい性-延性遷移温度」は破壊形態が延性破壊から脆性破壊に切り替わる温度ということだと思いますので、「ぜい性-延性遷移温度」は高くなると考えました。

「延性-ぜい性遷移温度」と「ぜい性-延性遷移温度」はおそらく同じ意味で良いと思います。

ちなみにC以外に正しいと確信できるものはありません。


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