直線上に配置

問題21
長さの精密測定機器は種々の方法でその変位の拡大を行なっているが、次の拡大率に関する記述のうち、内容が誤っているものはどれか。

@くさびによる拡大で、その拡大率Eはくさびの角度をθとするときE=cotθで与えられる。
Aマイクロメーターはねじによる拡大法とみなせるが、その拡大率はねじのリード(送り)に比例する。
Bダイヤルゲージは歯車による拡大を利用した測定器といえるが、ギヤ比一定のとき、その拡大率は指針の長さに比例する。
C光波干渉による拡大では、その拡大率は単色光の波長に反比例する。
D光の直線性を利用した光てこの拡大率は接眼レンズの倍率に比例する。

Bとしましたが。

Re: 問題21 - baikin

2004/10/14(Thu) 08:39

Aにしました。
ネジリードに反比例と考えました。

Re: 問題21 - ナイトメア

2004/10/14(Thu) 23:51

Dとしました。接眼というよりは対物、距離に比例かと・・・
Bの指針というのが引っかかりました。針の長さは変わらない・・・デジタルなら針は無い・・・
自信が持てません

Re: 問題21 - guppyの仲間

2004/10/15(Fri) 10:21

Bについて
詳しくはJIS B7503を参照して下さい。
変位をギヤで角度で表示する構造になっており、針の角度は変位によって変わります。
目盛りは針の先端に刻まれているので、針長さをR、角度θ、円弧Lとすれば、L=Rθなので、同じ角度でもRが大きければLも大きくなり、拡大率も大きくなります。
よってBは○です。

Re: 問題21 - G

2004/10/15(Fri) 10:30

この問題捨てましたけど、よく考えればbaikinさんの言う通りAが正解だと思います。
リードが小さいほど拡大率は大きいですよね。
C,Dは全然分かりませんが。

Re: 問題21 - guppyの仲間

2004/10/15(Fri) 10:51

Aとおもいます。
しかし、Dについて疑問があります。
光てこを利用したオプチメータなどでは接眼レンズ×対物レンズなので、○ですが、
光てこのは、レンズはないし、測定点までの距離をLとして、目盛Hには、H=Ltan2θなので、×になるような気がします。
もし問題が光てこを利用した一部の測定器と解釈するならなら○かもしれません。
(問題が変???)
皆さんいかがですか?

Re: 問題21 - tokoro

2004/10/16(Sat) 00:09

ん、、。わからなくなってきました。
ダイアルゲージの針を長くしても、やはり
測定端の変位に対して、指針の回転する角度
は一緒のようで、メモリは時計の文字盤のように
角度に対して振られているので、拡大率は変化しない
ように考えていたのですが、、。
精度はメモリを細かくふれるので向上しそうですが。
実はこの部分が目に付いて他の答えはあまり検討しなかったので、確かではありません。申し訳ないです。

Re: 問題21 - G

2004/10/16(Sat) 12:12

ダイアルゲージの針を長くすると、測定端の変位に対して指針の回転する角度は同じでも、ダイアルゲージの針の先の変位は針の長さに比例して大きくなります。
角度で振られている目盛りでも、読み取りはあくまで目盛り間の変位を見るのですから、Bは正しいと思います。(問題も「変位の拡大」となっていますし)

Re: 問題21 - guppyの仲間

2004/10/18(Mon) 22:15

誰もレスしてくれないので.....
Dの光てこ、調べてみましたが、
やっぱり、原理的にはレンズは無関係です。
そして、オプチメータは対物レンズと接眼レンズで拡大していますが、
光てこで拡大され、目盛板に当たっている、光の位置のメモリを見やすくするためにレンズで拡大する方法もあります。
この場合は、当たっている場所を見やすくするために拡大するだけで、精度が変わらないので、光てこの拡大率には関係ないと思います。
○にもとれるし×にも取れると思います。
納得できません。
誰か納得させて!

Re: 問題21 - guppyの仲間

2004/10/18(Mon) 22:34

ついでに接眼レンズについて
出典:http://www.kenbikyou.com/kougakukei.htm
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接眼レンズ
目に接する側のレンズが、すなわち接眼レンズです。一般的に接眼レンズは10倍固定で使用され、総合倍率を変えるためには、対物レンズの倍率を変更します。これは対物レンズの開口数により、サンプルの解像力が決まってくるためで、接眼レンズ側でいくら倍率を上げても、その像の解像力は上がってきません。このような像の拡大を「ばか拡大」とも呼びます。パソコンのディスプレイ上でデジカメの像をデジタル拡大をしていくと、ドットが目立ってくる状態、この見え方がまさしく「ばか拡大」です。
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とあるように、精度を意味する、拡大ではありません。

Re: 問題21 - G

2004/10/19(Tue) 08:33

guppyの仲間さんの解説を聞くと私も「?」となってしまいますが、無理矢理問題を解釈すると、
「『接眼レンズをつけた光てこを応用した計測装置』の拡大率は接眼レンズの倍率に比例する。」
といった感じでしょうか?解像度は上がらなくても、もともとの解像度が良ければ(対物レンズの径が大きければ)、画像を大きくすることは計測精度拡大につながるという解釈なんでしょうか?

デジカメの像の拡大でも、適正な大きさ(ディスプレイの解像度が画像データの解像度を越えない程度)までは解像度があがっているのと同じこと・・、ちょっと違うでしょうか?

でもそれ以前に「変位の拡大率」と書いてあるのだから、解像度は関係ないのかもしれませんね。

光学は苦手なもので、的外れかもしれませんが。


直線上に配置

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