問15 ステンレス鋼製車体 - tuka
2004/08/09(Mon) 17:28
鉄道車両にステンレス鋼製の車体を採用したものが増えている。耐力・疲れ強さの高いことが要求されるので、オーステナイト系ステンレスSUS301LやSUS304が主に使われている。ステンレス鋼製車体について次の記述の内、間違っているものはどれか。
@車体の腐食が少ないので、塗装や車体修繕の保守作業量を少なくできる。
A設計時に腐食代を考慮する必要が無く、部材を薄くすることができるので、軽くすることができる。
B粒界腐食、応力腐食割れをさけるため、スポット溶接で組み立て、連続溶接はなるべく避けるようにしている。
C耐力が高く曲げ加工も容易なため、先頭部等の複雑な形状もステンレス鋼で作ることができ、デザインの自由度が増している。
D素材価格は軟鋼よりも高いが、溶接工数や塗装前処理費用が軟鋼性車体よりも節減できるので、トータルでは軟鋼製よりも低価格となる場合がある。
Re: 問15 ステンレス鋼製車体 - のら
2004/09/03(Fri) 07:38
山手線の新型車両をみると外板のあちこちにスポット溶接の跡があり、先頭部の形状(白い部分)はFRPで造られているので、BよりはCではないかと。
ちなみに新幹線の先頭形状はアルミが多かったかと思います。
Re: 問15 ステンレス鋼製車体 - IKA
2004/08/11(Wed) 01:20
確かにssとsusを比べると明らかにsusは、切削性も加工性も悪いです。それについては異論は有りません。
C - futo
2004/08/11(Wed) 01:09
私もCで回答して来ました.専門では無く詳しい知識もありませんが,SUSを材料に指定し外注業者に製作を依頼した際,「SSならともかくSUSでこれは勘弁してくださいよ!」といわれました.加工しづらく,工具も傷むといっていましたよ!曲げ加工も大変で,複雑な形状は困難では?
Re: 問15 ステンレス鋼製車体 - IKA
2004/08/10(Tue) 14:07
最初に問題を読んだとき、私もYMOさんと同じくステンレス鋼は硬く切削加工性、曲げ加工性が悪いと思っておりますがこれは他の鋼全般と比べてだと思います。赤とんぼさんが言うように薄板の場合、厨房に良く使われますが一概に加工性が悪いといえないと思います。
15mm厚のSUS304にM5のタップを明けようとしてタップを折ったことがありますが。
Re: 問15 ステンレス鋼製車体 - あかとんぼ
2004/08/10(Tue) 13:04
SUS304は 数十年前に ステンレス流し台として 売れましたが、 そのときには 複雑なプレスができ、加工性が良いと聞いたように思うのですが。
Re: 問15 ステンレス鋼製車体 - YMO
2004/08/10(Tue) 12:31
Bは、熱応力を極力避けるため、連続溶接でなく、スポット溶接を採用しているので○。
Cは、曲げ加工はしにくいため、×。
答えはCでしょう。
Re: 問15 ステンレス鋼製車体 - taka
2004/08/09(Mon) 22:44
B、Cで迷ってます。
私の思考
Bステンレスは電気抵抗も大きいので、スポット溶接に向いてたかなあ?
C先頭部の複雑な曲面形状まで、ステンレスで実際にやってるのだろうか? 新幹線などはアルミと聞いていたような気がするが?
実際、車両製造ではどうしているのでしょうか?
Re: 問15 ステンレス鋼製車体 - あかとんぼ
2004/08/09(Mon) 22:27
初めての挑戦者です。 これはオーステナイト系SUSが 応力腐食割れを起こしやすく、またスポット溶接が残留応力を残すことが分かれば Bが誤りと思うのですが。 逆にその他は 目だって 誤りがないと思います。 皆さんいかがでしょうか?